出生前診断

出生前診断についての

記事を書こうとしているが、

読まれる前にお伝えしておくが

是か否か私の中では全く結論は出ない。

 

でも、もう一人産むなら

必ず受けると思う。

私は、子宮筋腫合併妊娠で、

結局産んだあとも子宮筋腫

取ってないし大きさそのままなので

羊水検査は難しいだろうから

NIPTを受けるだろう。

 

私は、妊娠30週で

息子に、心室中隔欠損症

発見されている。

心室中隔欠損(VSD)を

ネットで調べると

ダウン症であるみたいなネット記事が

山ほどでてくるのである。

 

ダウン症ならば

心臓に異常があってわかることが

多いよ。みたいな

質問サイトのコメントもたくさん見た。

詳しく調べ続ければ、

たまに何ともない子も結構出てくるのだが

そういう子は、わざわざネットに

書き込まないわけで、

出てくるのはダウン症

重い心臓病の子のサイトになるのである。

 

30週でダウン症かもと

思った私の心中は穏やかではなかった。

泣いて泣いて泣きはらした。

 

やはり、羊水検査受けとくべきだと

思った。

高齢出産やし。

何で何で何でと思った。

生まれてすぐは、

ダウン症じゃないかビクビクしながら

子どもを見ていた。

 

結局、息子は

心臓もなんてことなく、

生後すぐ入院した病気のほうも

予後不良って言われたのに

1歳半で今の時点では

言葉はやや遅いが発達良好ってことで

子どもってすごいなと思う。

同時に本当に感謝して生きないとなって

身につまされる思いだ。

(もちろん

このあと発達に何かあるのかとはビビリ

続けているわけなんだけど)

 

冒頭で、

私は出生前診断に悩んでいると

書いた。

上記を読むと大賛成派なんじゃ

ないかなと思うと思う。

 

不思議。

 

子どもが生まれて、

1歳近くまで子どもを育てていくうちに

こんな小さな子でも

怯えたり、悲しんだり、

痛くて泣いたりするのを

ずっと見てきた。

 

ダウン症の子だって胎児だって

同じ感情はあると思いだしてしまったのだ。

 

それを中絶というかたちで

殺してしまうのって

すごい可哀想なのではないか。

 

本人は覚えてないかもやけど、

苦しいし、痛いこと。

その生まれようとするパワーを

もぎ取ることは、

果たしていいのか?と

考えるようになった。

 

そう思うと、

前にも後ろにも進めなくなってしまった。

 

私はもう精神的に、

子どもを産むことはできないだろう。

 

3人産めとか言うおっさんもいるけど、

あんな恐ろしい思いをしてしまった。

産まれたよ、よかったねと言ってる

いわゆる普通に産んだ人たちが羨ましい。

 

産むということは、とても

大きなことなのだ。

その子を背負うということ。

親もとからきちんと

巣立つ子ならいいけど、

巣立たない子かもしれないし

巣立つ力のない子かもしれない。

 

私は、息子を産んでから

どん底になったときに

ふとこれよりツライのは

自分がガンになって死ぬことかなと

思ってしまった。

 

そこから、今度は死ぬのが

怖くなって怖くなって。

夜もただ怖くて。

今から準備しても怖い。

 

その死ぬほど怖い死ぬことを

染色体異常の胎児に向けるなんて

できない。

 

そう思うと

出生前診断

命の選択もなにもできなくなって

ただの怯えた塊として

生きているちっぽけな人間。

それが私